
令和4年度通常総会が、昨年に引き続き新型コロナウイルス感染状況を鑑みて、Zoomを用いたオンライン開催となりました。開催方法に関しましては、変更なども ありご迷惑をおかけしたこともあるかと思いますが、会員の皆様方の御協力を頂きまして無事開催出来ました事、深く感謝申し上げます。新しい理事を加えまして、新体制で早速の活動を開始致しました。
昨年度は、事務所移転という大きな作業がありました。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響などの時期も重なり、対面での会議が厳しい状況となりましたので、必要に応じて諸会議等もZoomで開催される事が多くなりました。検討事項も多岐にわたり、時 間を要することも多々ありましたので、交通や場所や時間に縛られず、感染防止対策としての観点からも利点はあったかと思います。今年度も委員会や三部会による企画研修会等の活発な活動計画がありますので、助産師としての更なる社会的役割や安全・資質の向上を目指して、取り組んで参りたいと思います。
埼玉県助産師会は、今年度いよいよ100周年という節目の年を迎えました。
大正11年埼玉県産婆会が創立し、昭和30年日本助産婦会埼玉県支部が設立されました。そして、 平成23年一般社団法人格を取得し、一般社団法人埼玉県助産師会と名称変更し現在に至ります。私達助産師は、妊娠・出産・育児の一連の中に“子を産み、育てる”そして女性が母親になっていく過程に深くかかわり、精神的な支えとなって来ました。しかし、近年の社会的状況下においては、支援や指導、また母親同士の交流もままならなくなりました。情報を得るのにネット検索を利用し、かえって迷っている方々も多く見かけました。個々に合わせたタイムリーな指導が求められるところに、助産師との出逢いは大変重要になってくると感じます。今だからこそ、尚、多職種との協力や連携のもとに育てやすい環境を整えていく時だと思います。
この助産師会の長い歴史を継承しつつ、新たなる歴史へのスタートでもあるかと思います。対外的にもこの功績をアピールしていく貴重な機会となりますので、特別委員会により、記念式典の企画を進めているところでございます。近くご案内をさせて頂きますので、是非またとないこの機会に皆様で集い、感染対策に配慮しながら、新たなる歴史へのスタートを祝いたいと思います。皆様にお会いできますことを楽しみに、心よりご参加お待ち申し上げております。
厳しい暑さが続いておりますので、くれぐれも御自愛いただきたいと思います。会員の皆様方の地域母子保健に向けましての更なる御活躍を祈念いたします