近年、大規模な自然災害が多く発生している状況下にあります。確実に発生するとされる南海トラフ大地震等による防災や減災の意識を高めるとともに、災害時支援の指針を掲げ会員に周知し、災害時に迅速な支援活動が出来るように、連携システムや組織的な動きを適宜更新する必要性を感じています。
埼玉県助産師会は平成23年の東日本大震災で埼玉県に避難してこられた方々への支援を行いました。
その後、平成26年に本会の災害時マニュアルを作成し、平成28年には埼玉県と災害時の助産師医療救護活動に関する協定を締結しました。平成30年には小児周産期リエゾンに本会も登録し、令和元年には内閣府主催の大規模地震医療活動訓練において助産師会リエゾンの訓練にも参加しました。
助産師会としての災害時の役割は、妊産婦さんや母子や女性の健康へのアプローチを行い、心身のストレスに対して安全安心を守る事にあります。本会は地域に密着した母子支援を行う専門職能団体として、公助としての災害時支援活動を求められています。